2012年7月10日火曜日

モバイルBIの進展


2012年3月末時点で国内のスマートフォン契約数は2522万件(携帯端末総契約数の22.5%)となり、2015年には50%を超えると予測されています。[出典:MM総研プレスリリース
また、タブレット端末も2011年に200万台以上、2012年には300万台以上が出荷されると予測されています。[出典:IDCプレスリリース
このような状況から、北米を中心に進んできたBYOD(Bring Your Own Devce、個人が所有するデバイスの業務での利用)の動きが国内でも進むことは必至でしょう。
Domoは、いくつかの情報ソースからモバイルにおけるBIの傾向をインフォグラフィックにまとめているので、ここではその内容をかいつまんで紹介します。
インフォグラフィック:The Progress of Mobile Business Intelligence


2008年の時点では、モバイル端末に対してBIデータを提供していた企業は20%を切っていましたが、80%近くの企業はそれを実現する意向をもっていました。これに対して、2013年にはBIの利用の3分の1はモバイル端末で行われると予想されています。


モバイルBIのメリットや傾向としては以下のようなものがあげられています。

  • 従業員の生産性の向上モバイルを利用している従業員はそうでない従業員にくらべて、年間240時間多く働いている。
  • BI活用の促進Aberdeen Groupの調査に参加した企業のうち277社では、モバイルBIを導入することでBIの活用が倍増した。
  • 意思決定のスピードアップモバイルBIを導入していない企業にくらべて、導入している企業は重要な経営判断を6倍のスピードで行うことができる。
  • ユーザーフレンドリーなインターフェースBIプラットフォームを選定する上での最も重要な要件は「使いやすさ」。2011年において初めて「機能性」を上回った。
モバイルBIを導入することで従業員によるBIの活用が進み、意思決定のスピードが上がることで業績の向上を狙う企業が増えているようです。

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