2012年5月29日火曜日

Domoとは?~創業の目的と理念~

Domo Inc.(以下「Domo」)は、米国ユタ州に本拠地を置くビジネスインテリジェンス(以下「BI」)領域に革新をもたらすことを目的にJosh James(ジャシュ・ジェイムズ)氏によって2011年7月に設立された新興企業です。

Domo設立の趣旨と経緯を説明するためには、創業者のJosh Jamesについて少し紹介させていただく必要があります。Domoを設立する前は、ウェブ解析の最大手企業であったOmnitureを創業し、CEOとして上場させ、Adobeによる18億ドルの買収を実現しました。Josh Jamesが次の領域としてBIを選んだのは、OmnitureのCEOとして抱えていたジレンマがきっかけであったことをブログ記事で紹介しています。その主旨を要約すると:
Omnitureでは、顧客がウェブ解析から得ていた価値を見ていました。数千社にのも上る企業にウェブデータをリアルタイムで提供することで、何らかのアクションを起こして業績を高めることのお手伝いをすることができていました。その反面、CEOとして私が重要とする情報を同じように容易に得ることはできていませんでした。さらに、私以外にも多くのCEOが同じ悩みを抱えていることを知りました。自社のビジネスの状況を自分が把握したい形で把握することができていなかったのです。Omniture買収の後、私はAdobeを去り、この問題の解決に乗り出しました。
BIは決して最近出現した概念ではありません。企業は何年にも渡ってあらゆるBI施策に膨大な投資を行なってきたものの、期待していた価値を得ることができていないケースが多いのではないでしょうか。その原因は、従来型のBIソリューションが3つの根本的な問題を抱えているからだとDomoは考えています。

    1. 情報システム部門のボトルネック
      従来型のBIソリューションは、情報システム部門が導入し運営しているものがほとんどです。ビジネスユーザーが必要なデータを得るためには、情報システム部門に頼らざるを得ない反面、情報システム部門は慢性的に作業量が溢れかえっています。DomoはBIを経営者から現場担当者までが直接アクセスできるようにするため、情報システム部門の負荷を軽減しつつ、BIの価値をより早く、より多くの社員に届けることができます。
    2. コストセンターから抜け出せない
      従来型のBIソリューションは、情報の収集に注力をしており、その情報をどのように活かすかについては十分に対応ができていません。Domoは、これまで行なわれてきたデータ収集のための投資からリターンを得るための仕組みを提供することで、BIをコストセンターから収益の原動力に変革します。
    3. 貧弱なユーザー体験
      Domoは、過去25年間BIから欠落していたユーザー体験を提供します。今日ビジネスデータは社内のサーバー、クラウド上、スプレッドシート、紙のレポートなどの様々な形態でさまざまな場所に散在していて、検索も難しければ解読することも一苦労です。必要なデータが入手できたころには、正確性を欠いたり、関連性が陳腐化していたり、あまりにも操作されすぎているために信ぴょう性を失ってしまっていたりします。Domoはすべての必要な情報を集約的に提供するので、探したり、人に尋ねたり、疑ったりする必要がなくなります。
Josh JamesのビジョンとDomoの可能性については、楽天株式会社の三木谷浩史氏やsalesforce.comのMarc Benioff氏など多くの業界有力者、Benchmark CapitalやIVPなどのベンチャーキャピタル企業が賛同しており、出資額は6300万ドル(約50億円)に上ります。(関連プレスリリース:Angel RoundBenchmark CapitalIVP

アップデート 2013年3月11日:
シリーズBでさらに6,000万ドル(約60億円)の資金を調達。出資者はBezos Expeditions(Amazon.com創業者CEOのJeff Bezos氏の個人投資会社)、Workdayの共同CEOのAneel Bhusri氏とDavid Duffield氏、GGV Capital、Greylock Partnersなどの業界有力者やベンチャーキャピタル企業が含まれる。シリーズAと合わせて合計出資額は1.25億ドル(約125億円)を上回る。


Domoは現在北米を中心に早期採用プログラム(Early Adopter Program)を通して提供されています。プログラムへの参加を希望される場合は、こちらの早期採用プログラム登録ページから応募できます。

Domoについてのより詳しい情報はオフィシャルサイトをご覧ください。このブログでもDomoから発表される情報や関連情報を日本語での解説付きでご紹介していきます。


Domo紹介ビデオ(英語)




Domoローンチイベントのビデオ(英語)

2011年7月、米国ユタ州・ソルトレイクシティーにて

0 件のコメント:

コメントを投稿