2012年7月24日火曜日

BIが壊れている3つの理由とその直し方

Domoの創業者であるJosh JamesがブログでWhy BI is Broken and 3 Ways to Fix Itという記事を書いているのですが、Rolling Stonesの曲の名前を使ってBIの問題点を説明しています。Stonesが好きな人は特に、そうでない人にも是非一度読んでいただきたい記事です。

JoshがDomoを創業したきっかけはOmnitureのCEOだったころの1つのフラストレーションでした。このブログのDomoとは?~創業の目的と理念~でも少し触れましたが、Joshは社内で起きていることを知るよりも、社外で起きていることを知る方が簡単で早いというおかしな状況に気づきました。例えば、自社の株価はいつでもすぐにわかるのに、当日の自社の社員数やキャッシュバランスを知りたいと思っても2、3日待たなければわからないというようなことです。

これはOmnitureのBIに問題があったからではありません。Gartnerによると、BIプロジェクトの7、8割は最終的に失敗しているらしいです。おそらく8割のBIプロジェクトにおいて莫大な金銭的な損失が起きたり、大規模なリストラが起きたりしているわけではないでしょうけど、プロジェクト発足当初の期待がなんらかのかたちで裏切られているということなのでしょう。ポイントは、多くの人が従来のBIが壊れていると認識しているということです。

BIが壊れている3つの理由とその解決方法は次の通りです:

2012年7月19日木曜日

良いデータは必ずしも良い意思決定につながらない

少し前になりますが、2012年4月のHarvard Business ReviewGood Data Won't Guarantee Good Decisionsという記事が掲載されました。この記事は、Corporate Executive Board(以下「CEB」)が22社のグローバルカンパニーの社員5000名を対象に行った調査結果に基づいて企業におけるデータを活用した意思決定の実態やその問題点、そして今後より効果的にデータを経営に活かしていくための課題について解説しています。多くのテクノロジーソリューション同様、BIもやはり人材スキル、業務プロセス、企業風土が伴わなければ無用の長物になりかねないことがよくわかります。

2012年7月13日金曜日

調査結果:Fortune 500 CEOのソーシャル活用

DomoとCEO.comが行った独自の調査でFortune 500のCEOによるソーシャルネットワーク活用が驚くほど少ないことがわかりました。

Fortune 500(以下「F500」)とは、Fortune誌が毎年発表するアメリカ企業の売上上位500社のリストであり、今回発表された調査「2012 Fortune 500 Social CEO Index」は、DomoとCEO.comがF500のCEOのソーシャルメディア活用を調査したものです。


この調査についての詳細は、動画、インフォグラフィック、及びレポートでCEO.comのページからご覧いただけますが、ここではいくつかの驚くべき調査結果と、なぜCEOがソーシャルであることが重要なのかについて紹介します。



2012年7月10日火曜日

モバイルBIの進展


2012年3月末時点で国内のスマートフォン契約数は2522万件(携帯端末総契約数の22.5%)となり、2015年には50%を超えると予測されています。[出典:MM総研プレスリリース
また、タブレット端末も2011年に200万台以上、2012年には300万台以上が出荷されると予測されています。[出典:IDCプレスリリース
このような状況から、北米を中心に進んできたBYOD(Bring Your Own Devce、個人が所有するデバイスの業務での利用)の動きが国内でも進むことは必至でしょう。
Domoは、いくつかの情報ソースからモバイルにおけるBIの傾向をインフォグラフィックにまとめているので、ここではその内容をかいつまんで紹介します。
インフォグラフィック:The Progress of Mobile Business Intelligence

2012年7月9日月曜日

祝 #domosocial全バッジ取得完了!


本日#domosocialの規定種目をすべて完了ししてバッジを全部取得しました!この機会にこの実験に参加して思ったことについて少し書いてみようと思います。それぞれのバッジの達成基準とDomo社員の全体達成率はこちらのバッジサイトで確認できます。

5月8日にスタートしてから2ヶ月間、ギリギリでゴールインでした。全部で29のバッジがあるのですが、最初の半分くらいはもう既に達成していたのでかなり余裕の気持ちでスタートしました。その後も結構順調に推移したのですが、一部のバッジは日本で提供されていないサービスやあまり普及していないものを利用する必要があったので少し苦労しました。例えば、Music PlaylistのバッジはPandora、Rdio、Spotify、あるいはSongzaでプレイリストを作成することが規定だったのですが、どのサービスも日本では展開されていませんでした。仕方なくLast.fmでプレイリストを作って、自分で勝手にOKにしましたw

2012年7月3日火曜日

データがビッグかどうかなんて、どうでもいいんじゃない?

仕事柄ということもありますが、最近は「ビッグデータ」の文字を見ない日が無いくらいホットなトピックになっていますね。多くの企業が膨大な量のデータを持っている、あるはそれにアクセスできるようになったことでかつては考えられなかったような知見を得る可能性が広がったことは間違いありません。しかし、ビジネスにとってデータがビッグであるかどうかはそれほど重要なことなのでしょうか。International Institute for AnalyticsのBill Franks氏がWhat's The Definition of Big Data? Who Cares?という記事で「ビッグデータの定義なんて誰が気にするの?」という視点で論じています。


前回投稿した3670億本の木を倒してもビッグデータは収まらない」の内容と真逆のようですが、意外とそういうわけではありません。

データドリブンビジネスって?

最近のバズワードである「ビッグデータ」の本質にあるのが「データドリブンビジネス」ではないかと思います。ビッグデータを活用することでデータに基づいた意思決定を行い、業績を向上させる。 データドリブンビジネスを行うために企業はさまざまな施策を実施しています。膨大な量のデータを収集...