
Fortune 500(以下「F500」)とは、Fortune誌が毎年発表するアメリカ企業の売上上位500社のリストであり、今回発表された調査「2012 Fortune 500 Social CEO Index」は、DomoとCEO.comがF500のCEOのソーシャルメディア活用を調査したものです。
この調査についての詳細は、動画、インフォグラフィック、及びレポートでCEO.comのページからご覧いただけますが、ここではいくつかの驚くべき調査結果と、なぜCEOがソーシャルであることが重要なのかについて紹介します。
Fortune 500 CEOのソーシャル活用
主なソーシャルネットワークに参加しているF500 CEOのパーセンテージは次の通り
LinkedIn: 25.9%
Facebook: 7.6%
Twitter: 3.8%
ブログ:1.2%
Google+: 0.8%
Pinterest: 0%
(注意:F500 CEOの母数は兼務者が2人いるため498人です。)
驚くべきは、F500 CEOの70%はソーシャルネットワークに全く参加していないという事実です。LinkedInを除くと、F500 CEOは全米平均登録率を大きく下回っており、Facebookに関しては全米平均が50.5%なのに対してF500 CEOはたったの7.6%だったそうです。ちなみにLinkedInの全米平均は20.2%だそうですが、日本の感覚からするとすごく高いですね。
Twitterアカウントを持っているF500 CEOは19人いたのですが、直近100日の間に1回でも呟いたのは9人しかいませんでした。アカウントを持っているにも関わらず一度もつぶやいていないCEOは5人いたそうです。
Facebook登録者38人中、友達が500人以上いるF500 CEOは2人だけ、25人は友達100人以下でした。
129人と登録率が高いLinkedInにおいても、あまり活用はされていないようです。コンタクトが500人以上いるF500 CEOは10人、コンタクト10人以下は53人(41%)、コンタクトが1人か0人は36人(28%)いたそうです。登録はしていてもほとんど使われていないのが実態のようです。
ちなみに今ひとつ鳴かず飛ばずなGoogle+は、全米平均登録率が10%、F500 CEOは4人(0.8%)で、一番多くのサークルに含まれているのはGoogleのCEOであるLarry Pageだそうです。まぁ、「他の人じゃなくてよかったんじゃないの?」と言ったところでしょうか。
なぜ参加することが重要なのか
今回とは別の調査でいろんな理由があることがわかっています。顧客にとって重要
Chadwick Martin Baileyの調査によると、消費者の50%はTwitterでフォローしている会社から商品を買う可能性が高いということです。
従業員にとって重要
Brandfogが様々な企業で数百の従業員に対して実施した調査によると、CEOがが活発にソーシャルに参加していることがプラスであると考えているようです。
具体的には、ソーシャルなCEOは:
・ブランド価値を向上させる
・危機管理の際に役立つ
・会社の信頼度が上げる
・よりよいリーダーである
・よりよいコミュニケーションに寄与する
など、企業にとって非常に重要な事柄に対してポジティブなインパクトがあると考えているようです。
さて、あなたの会社のCEOはどれくらいソーシャルですか?
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この調査についての詳細は、動画、インフォグラフィック、及びレポートでCEO.comのページからご覧いただけます。
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