2013年7月14日日曜日

BIが利益に貢献する8つの方法

従来のBIソリューションが抱える問題点の1つとして、BIソリューションがコストセンターから抜け出せないということを「Domoとは?~創業の目的と理念~」でご紹介させていただきました。
従来型のBIソリューションは、情報の収集に注力をしており、その情報をどのように活かすかについては十分に対応ができていません。Domoは、これまで行なわれてきたデータ収集のための投資からリターンを得るための仕組みを提供することで、BIをコストセンターから収益の原動力に変革します。
CIO.comで最近掲載された記事でBIが利益に貢献する8つの方法が紹介されていました。皆様が現在お使いになっている(あるいは今後導入を検討されている)BIソリューションでこのような効果が実現できているか(期待できるか)について検証してみてください。

1.ビジネス上の重要な問いに対して素早く回答を得る
BIは価値が得られるタイミングで適切な情報を提供するもでなければなりません。タイムリーに事業状況に関する情報を得られてこそBIはビジネスに対して価値を提供するものです。即座に情報を得られることで、情報をかき集めることに時間を費やすのではなく、データの分析や打ち手の検討に時間を活用することができます。

2.事業活動を企業戦略に合わせる
従業員、あるいは部門全体の事業活動が企業戦略からずれてしまうことで企業は大きな損害を被るリスクがあります。当然これは意図的に起こる現象ではなく、企業戦略の解釈や成功要件の理解の不一致からくるものです。企業戦略と事業活動を合わせるためには、明確な指標とKPIを定義し、社内で周知させ、BIソリューションを使って常にモニタリングすることで事業活動が企業の戦略と目標に向かって正しく推移することを担保できます。

3.従業員に権限を与える
データ資源はより多くの従業員と共有することで価値が最大化されます。あらゆる業務において、関連する適切な情報があったほうがより的確な業務判断を行うことができます。さらに、上記2番の企業戦略にかかわる指標・KPIも共有することであらゆる場面において従業員が自らベストな意思決定を行うことを促進することができ、ビジネスのスピードアップにもつながります。

4.データの入力と操作の時間を削減する
効果的なBIソリューションを利用することで、手作業でのデータのコピー&ペーストや集計などの操作、及びレポート作成業務を軽減、あるいは無くしてしまうことが可能になります。こういった作業にかかる時間と労力の削減のみならず、手作業によるエラーの発生を抑えられる効果も期待できます。そして上記1番と同じく、より高度な分析や検討に時間を費やすことが可能になります。

5.顧客をより深く理解する
BIソリューションを活用すること、顧客の行動やニーズについてより深い知見を得ることが可能になります。このような情報を活用することで、企業はより効果的に顧客と接することや顧客のニーズに応えることができます。また、もっとも優良な顧客を特定する、逆に会社にとって不利益な顧客を特定することで販売戦略を最適化することも可能になります。

6.販売チャネルパートナーを評価する
顧客をより深く理解するのと同じように、販売チャネルパートナーの評価を行うことができます。価値の高いパートナーとそうではないパートナーを判別することでパートナー戦略を調整したり、付加価値の高いパートナー像を定義することでどのような企業を積極的にパートナーにしていくべきかの知見を得ることができます。

7.コスト削減が可能な領域を特定する
在庫管理や生産プロセスなど、さまざまな業務における非効率を見つけ出すことができます。BIソリューションからこういった気づきを得ることで、即効性のあるコスト削減を行うことが可能になります。

8.生産性を向上させる
従業員の時間の使い方を把握することで非生産的な時間の使い方を抑制することができます。仕事と関係のないインターネットの利用や過度の残業など、さまざまな視点で従業員の時間の使い方をモニタリングし、分析することで企業全体の生産性の向上を図ることができます。

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出典:"8 Ways Business Intelligence Software Improve the Bottom Line," Jennifer L. Schiff, CIO.com
http://www.cio.com/article/735492/8_Ways_Business_Intelligence_Software_Improves_the_Bottom_Line





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