2013年12月27日金曜日

データドリブンビジネスって?

最近のバズワードである「ビッグデータ」の本質にあるのが「データドリブンビジネス」ではないかと思います。ビッグデータを活用することでデータに基づいた意思決定を行い、業績を向上させる。

データドリブンビジネスを行うために企業はさまざまな施策を実施しています。膨大な量のデータを収集し、統合し、分析し、ビジネスで役に立つ知見を引き出す。組織的にはIT部門がいろんなビッグデータ技術、ETLやBIツールを導入し、事業部門でもデータサイエンティストと言われるデータの扱いや分析に明るい人材を部門内に配置しています。



企業によって実施できている程度はまちまちでしょうが、これだけでデータドリブンビジネスと言えるのでしょうか。最終的にはデータがビッグであれスモールであれ、そこから得られた知見が経営者から現場担当者まで、組織のすべての層に行きわたって日々の経営判断と業務判断で利用されてこそ価値があるのです。そのためにはデータを共有する際にデータの専門家でなくとも使いこなせる仕組み(つまりユーザーインターフェース)で提供されなければなりません。

さらに、仕組みだけを提供してもデータが実際に日々利用されなければなりません。そのためには組織全体に「データドリブンカルチャー」、すなわちデータを利用することに対する意識を植え付けなければ効果を期待できません。これは仕組みを導入することよりも難しく、より重要なポイントではないでしょうか。

2013ユーキャン新語・流行語大賞にもノミネートされた「ビッグデータ」が2014年でもどれだけバズを維持するかわかりませんが、来年は「データドリブンビジネス」や「データドリブンカルチャー」にフォーカスすることでデータの価値を結果につなげていくことをテーマにしてみてはいかがでしょうか。

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